カロリーが気になる方のお酒の選び方と食品表示の糖質と糖類の違い

食品表示

お酒の表示内容

コロナの影響でお酒を外で飲む機会が少なくなっているのではないでしょうか?

お酒を買って自宅で飲むと、安心感からついつい飲み過ぎてしまうこともあるかもしれません。

結果、体重とお腹が気になりだして、カロリーの低いものや糖分を抑えた飲み物を選択したいと考えている方も多いと思います。

そこで、缶チューハイや缶ビールを見ると以下の表示が記載されていると思います。

エネルギー……………………○○Kcal

タンパク質……………………○○g

脂質……………………………○○g

炭水化物………………………○○g

  • 糖質……………………○○ℊ
  • 食物繊維………………○○ℊ

食塩相当量……………………○○ℊ

上記のように表示されていますが、どこに着目して選択すればよいのか悩んでしまいます。

そこでポイントとなる項目について解説していきたいと思います。

カロリーについては表示量にある通り数字が小さければカロリー摂取量も小さいことが分かります。

次にタンパク質、脂質は表示量が少ないか、0ℊと書いてあることが多いので、成分としては低いことがわかり、あまり気にしなくてもよいと思います。

炭水化物は糖質と吸収されにくい食物繊維とに分けられ、表示は糖質+食物繊維=炭水化物量となっているのが分かります。糖質はさらに糖類として表示がされてる場合があり、糖質と糖類はどう違うのか見ていくことにします。

ちなみに、多糖類の例としてはでんぷんが代表例です。

糖質と糖類の違いについて

糖質とは炭水化物から食物繊維を引いたもので体内で吸収され、代謝・保存されていきます。
糖類とは単糖類と二糖類のことで、三糖類以上を除いた糖類を指します。

単糖類は消化酵素によりそれ以上分解できない構成単位のことで、ブドウ糖や果糖が主に知られ、二糖類は麦芽糖やショ糖が代表例です。

三糖類以上の多糖類は体内で分解処理するのに時間が掛かるので、吸収するまでに時間が掛かります。

しかし、単糖類や二糖類は体内で即座に吸収、代謝にかかわるので、血糖値の上昇を引き起こします。ゆるやかな血糖値の上昇は、問題ないのですが、早食いや炭水化物を多量に摂取すると血糖値の急激な上昇により、体内ではインスリンを出して血糖値をコントロールしようとします。

インスリンによりエネルギーとして使うはずの糖類は、飢餓に備えて脂肪に変換されるようになります。

ですので、糖類の取りすぎは、肥満や虫歯の原因につながりますので、お酒の糖類の表示量には注意が必要です。

甘味料について

これに対し、ステビアやアスパルテームなどの天然や人工の甘味料は、消化吸収が少ないタイプ(難消化性)のものと、砂糖の数百倍の甘味を持ち、少量の使用で済むことで、結果的に低カロリーとなるタイプがあります。

最近は、人工甘味料不使用のタイプも出ていますので、成分表示を確認することをおすすめします。

個人的には、ワインや日本酒以外の甘いタイプのお酒は苦手なので、果汁や甘味料が使用されていないタイプで晩酌しています。

ビール類

ビールは麦芽、酵母、ホップから主に作られます。

発泡酒、第三のビールも原材料や使用量は違うものの、基本の作り方は同じです。

麦芽には、ビタミンB群やミネラルが含まれ、麦芽量が多くなるほど、褐色が濃くなります。

ホップにも、実はポリフェノールが含まれるなど、実はワインに次いでの含有量を含むといわれています。

ビールについては、ビール、発泡酒、第三のビールによる種類別による差はないので、好みの銘柄で糖質が少ないものを選ぶとよいでしょう。

ワイン

ワインには赤と白があります。(ロゼは、ここでは製法により異なるので除きます)

赤ワインにはポリフェノールが豊富で抗酸化作用があります。アンチエイジング効果があります。

白ワインにはカリウムを含み、余分な塩分の排出作用があるので、血圧高めの人には良いです(あくまで、適量の範囲で)。また、殺菌作用もあります。

赤と白では、特徴が異なり、銘柄によって成分も変わりますが、成分表示の中では糖質(又は炭水化物)量を参考にすると良いでしょう。

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日本酒

日本酒はお米から作られます。

だから、カロリーが多いのではと思いがちですが、他のお酒と比較しても銘柄にもよりますが、あまり変わりません。

栄養成分もアミノ酸が多く、美肌効果もあります。

お米が原料だけに、糖質を比較して選ぶようにしましょう。

焼酎・ブランデー・ウイスキー

これらは、すべて蒸留酒です。

ですので、基本的に糖質は含まれません。しかし、カロリーは”ゼロ”ではありませんので、カロリーの表示を比較して選ばれることをおすすめいたします。

まとめ

  • 成分表示を見る場合は、糖質を確認すること
  • 糖質がさらに細分化表示されている場合は、糖類の量をチェック
  • カロリー表示は本数を飲むと、結果的にカロリーの取り過ぎとなるので、注意しましょう

ウイスキーや焼酎のような蒸留酒を水割り、炭酸割すれば、余分な糖質を取り過ぎることがないのですが、個人の好みもありますから、しっかりと書かれている成分表示を見極めて、お酒ライフを楽しんでみて下さい。

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